年下のカノジョ~あの子は高校生~
 私の好きな人は正和さん。


 
 でも。

 大橋君の話も、うなずけなくもない。



 私の心を惑わせているのはなんだろう・・・・・・。



 大橋君と私の間に、なんとも言えない空気が漂う。









 そこに割って入るように、人の気配。


「あれ、由美奈ちゃん?」

「まだ帰ってなかったの?」


 正和さんと、後輩コックの赤川さんだ。





 大橋君はパッと手を放し、
「よく考えておいてっ」
 と、言い残して走り去った。



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