年下のカノジョ~あの子は高校生~
「俺の腕を信用してないなぁ?
餅自体には味がないから、たいていの味付けに合うんだよ。
文句は食ってから言え!」
腕を組み、仁王立ちで全員の顔を見る俺。
―――そんなに餅とチーズの組み合わせは変か?
「じゃぁ、温かいうちに食べようか」
水田が声をかけると、それぞれが自分の皿に餅を一つずつ取り分けた。
「いただきます」
赤川の号令と共に、みんなが餅を口に運ぶ。
訪れた静寂。
しかし。
一瞬の後にみんなが笑顔になった。
「うまぁい!!」
「うそっ、美味しい」
「これなら、何個でも食べられるよ」
口々に好評価を述べる。
そして、我先にとお代わりをする。
「そうだろ?
何もしょう油につけたり、雑煮にするだけが餅の食い方じゃないんだ」
みんなの満足そうな顔を見て、俺は一番端の空いている席に付いた。
ふと見れば、隣は柏木さんだった。
「すっごいアイデアですね、三山さん!!」
やや興奮気味に俺に話しかけてきた。
「いや、そんなでもないよ。
どこかの居酒屋で『餅ピザ』ってのを食べてさ。
それを少しアレンジしただけだから」
照れる俺は、鼻の頭を指でかく。
「本当に美味しいですぅ」
間近でにっこりと微笑む柏木さんに、俺はドキッとした。
餅自体には味がないから、たいていの味付けに合うんだよ。
文句は食ってから言え!」
腕を組み、仁王立ちで全員の顔を見る俺。
―――そんなに餅とチーズの組み合わせは変か?
「じゃぁ、温かいうちに食べようか」
水田が声をかけると、それぞれが自分の皿に餅を一つずつ取り分けた。
「いただきます」
赤川の号令と共に、みんなが餅を口に運ぶ。
訪れた静寂。
しかし。
一瞬の後にみんなが笑顔になった。
「うまぁい!!」
「うそっ、美味しい」
「これなら、何個でも食べられるよ」
口々に好評価を述べる。
そして、我先にとお代わりをする。
「そうだろ?
何もしょう油につけたり、雑煮にするだけが餅の食い方じゃないんだ」
みんなの満足そうな顔を見て、俺は一番端の空いている席に付いた。
ふと見れば、隣は柏木さんだった。
「すっごいアイデアですね、三山さん!!」
やや興奮気味に俺に話しかけてきた。
「いや、そんなでもないよ。
どこかの居酒屋で『餅ピザ』ってのを食べてさ。
それを少しアレンジしただけだから」
照れる俺は、鼻の頭を指でかく。
「本当に美味しいですぅ」
間近でにっこりと微笑む柏木さんに、俺はドキッとした。