年下のカノジョ~あの子は高校生~
「三山さん、いるといいけど」

 マンションの駐車場を覗く。



 すると、彼の車が停まっていた。


「よかった。
 仕事はお休みなのね」

 彼に会える、と思うだけで心が弾む。




「えっと、三山さんの部屋は・・・・・・」


 郵便受けの名前を見て、部屋番号を調べる。


 そこに、男女の話し声がした。
 
 とっさに、身を隠す田辺。
 

 その声は三山と、あの少女のものだった。





「今日も長々とお邪魔しちゃってごめんなさい」

「由美奈ちゃんならいつまでいてくれてもいいんだよ。
 泊まっていってもいいし」


「えっ、やだ。
 正和さんたらぁ」
 

 すごく楽しげな2人。
 




 田辺は息を潜めて、隠れた角からその様子を伺っている。

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