年下のカノジョ~あの子は高校生~
 ドサリ。

 田辺の足元に野菜の入った袋が落ちる。



「・・・・・・何、あれ?」

 田辺は自分の目を疑った。



―――彼は、いつもこんな“おままごと”みたいな付き合いをしているの?



 なんて子供じみているのだろう。

 彼が本気で望んでいるとは思えない。




「あんな付き合い、彼が可哀相よ」


 私だったら、もっと大人の付き合いが出来るわ。


 そう。

 私と三山さんだったら・・・・・・。




< 525 / 718 >

この作品をシェア

pagetop