年下のカノジョ~あの子は高校生~
「柏木さん」

「はい?」
 呼ばれて山岸さんに目をやる。


「あのね・・・・・・。
 田辺さんとトラブルがあった?」
 声のトーンを落とし、ものすごく真剣な顔の山岸さん。


「え?」

 何が何だか分からない状況でいきなり田辺さんの名前を出されて、私の目が点になる。 


「どういうことでしょうか?」


「まぁ、ある程度は見当ついているんだけど」
 店長は腕を組みなおし、苦い顔。


「田辺さんが本格的に動き出したって所だわね」
 さらに険しくなる店長。



「あ、あの・・・・・・、店長?」


「このところ田辺さんが頻繁に来店するから、おかしいとは思っていたのよ。
 これまで平日が多かったのに、今では土、日に来ることが多いでしょ。
 明らかにあなたのシフトに合わせてるわね」




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