年下のカノジョ~あの子は高校生~
62】排除(3)
≪SIDE:由美奈ちゃん≫
土曜のディナーのはお客様の出足が早く、私達ホールスタッフはせわしなく動き回る。
そこへ、ドアベルが鳴った。
反射的に目を向けると、入ってきたのは田辺さん。
彼女はきょろきょろと店内を見回している。
―――きっと、私を探しているんだ。
カウンターの中でナフキンをたたんでいた私の体が硬くなる。
田辺さんと目を合わさないように、静かに後ろを向いた。
そんな私の肩を誰かがポン、と叩く。
「ひゃぁっ」
びっくりして顔を上げると、店長が立っていた。
土曜のディナーのはお客様の出足が早く、私達ホールスタッフはせわしなく動き回る。
そこへ、ドアベルが鳴った。
反射的に目を向けると、入ってきたのは田辺さん。
彼女はきょろきょろと店内を見回している。
―――きっと、私を探しているんだ。
カウンターの中でナフキンをたたんでいた私の体が硬くなる。
田辺さんと目を合わさないように、静かに後ろを向いた。
そんな私の肩を誰かがポン、と叩く。
「ひゃぁっ」
びっくりして顔を上げると、店長が立っていた。