年下のカノジョ~あの子は高校生~
「・・・・・・はい、分かりました」
きっと、さっきの私と田辺さんのやり取りを見たお客様は変に感じただろう。
単なる店員と客の会話とは程遠いほど、張り詰めた空気だった。
「厨房がヒマそうだったら、正和君も早めに仕事を切り上げさせるから。
彼に送ってもらいなさい」
「いえ、平気です。
あ、あの・・・・・・。
この事は三山さんには言わないでください」
「でも、少しくらいは彼の耳に入れておいたほうがいいと思うわよ」
「いいんです!
彼、新メニューのことで頭が一杯みたいで。
余計な心配をかけたくないんです。
お願いです、内緒にしておいてください。
お願いします!」
何度も頭を下げる。
何の役にも立たない私。
せめて、彼の負担にならないようにしたい。
きっと、さっきの私と田辺さんのやり取りを見たお客様は変に感じただろう。
単なる店員と客の会話とは程遠いほど、張り詰めた空気だった。
「厨房がヒマそうだったら、正和君も早めに仕事を切り上げさせるから。
彼に送ってもらいなさい」
「いえ、平気です。
あ、あの・・・・・・。
この事は三山さんには言わないでください」
「でも、少しくらいは彼の耳に入れておいたほうがいいと思うわよ」
「いいんです!
彼、新メニューのことで頭が一杯みたいで。
余計な心配をかけたくないんです。
お願いです、内緒にしておいてください。
お願いします!」
何度も頭を下げる。
何の役にも立たない私。
せめて、彼の負担にならないようにしたい。