年下のカノジョ~あの子は高校生~
「お待たせしました。
三山です」
『こんばんは。
申し訳ないんですけど、私の携帯を届けていただけますか?
足にケガをしまして、そちらに伺えないんです』
電話の向こうから聞こえる田辺さんの声は、本当にすまなそうで。
とても由美奈ちゃんに言いがかりを付けるような人物とは思えない。
演技でもしているのだろうか。
まぁ、いい。
田辺さんと会うチャンスだ。
騙された振りをしよう。
「それはお気の毒ですね。
今日はもう遅いですから、明日お届けしますよ。
俺、休みですし」
『ありがとうございます。
私も休みですので、いつでもいらしてください。
部屋は203号室です』
「そうですか。
でしたらお昼過ぎに。
では」
静かに受話器を戻した。
三山です」
『こんばんは。
申し訳ないんですけど、私の携帯を届けていただけますか?
足にケガをしまして、そちらに伺えないんです』
電話の向こうから聞こえる田辺さんの声は、本当にすまなそうで。
とても由美奈ちゃんに言いがかりを付けるような人物とは思えない。
演技でもしているのだろうか。
まぁ、いい。
田辺さんと会うチャンスだ。
騙された振りをしよう。
「それはお気の毒ですね。
今日はもう遅いですから、明日お届けしますよ。
俺、休みですし」
『ありがとうございます。
私も休みですので、いつでもいらしてください。
部屋は203号室です』
「そうですか。
でしたらお昼過ぎに。
では」
静かに受話器を戻した。