年下のカノジョ~あの子は高校生~
 翌日。

 昼食を済ませてから田辺さん宅へ向かった。
 


 呼び鈴を押すと、間もなくして鍵を開ける音が聞こえる。




「こんにちは、三山さん。
 お手数かけて、ごめんなさい」

「いえ、近所ですから。
 こちらで間違いはありませんか?」


 上着のポケットから白い携帯を取り出した。


「はい、私のです。
 ありがとうございました」 
 にこっと笑って、田辺さんは携帯を受け取る。



「無事にお渡しできて、俺もホッとしましたよ」


「あの、よろしければ上がりませんか?
 お茶とお菓子くらいしかありませんけど」

「ああ、はい。
 じゃあ少しだけ」
 
 俺は案内する田辺さんについて、リビングへ。





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