年下のカノジョ~あの子は高校生~
 深い赤のレースがあしらわれたその下着は、大人の女性である田辺さんによく似合っていた。


 服の上からでは分からなかったけれど、意外と胸が大きく。


 だけどウエストは締まっていて、スタイルがいい。
 

 その辺のグラビアアイドルよりは、色気がある。





 でも。

 俺には興味が湧かない。




 それよりも気になる事があった。

「・・・・・・足をケガしたというのは、嘘だったんですね」
 


 すらりと伸びたその脚には、どこにもケガの跡が無い。



「だって。
 そうでも言わないと、来てくれないと思ったんですもの」
 
 クスリと笑う田辺さん。


「ついでに言うとね。
 ここに越してきた理由も嘘。
 立ち退きなんて迫られた無かったわ。
 ・・・・・・あなたを追ってきたのよ」

 優雅な足取りで、ソファーに座る俺の前に立つ。

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