年下のカノジョ~あの子は高校生~
「三山さん・・・・・・」

 熱を帯び
た甘い声。

 俺の横の開いたスペースに座り、こちらにしなだれてくる。


「ねぇ。
 最近、彼女と仲良くやってます?」


「それは田辺さんには関係ないことですよ」
 冷たく言い放った。


 客観的に見れば、田辺さんのこの姿はとてもそそられるものだ。

 男性であれば、誘われるままに手を出してしまうだろう。



 だけど。

、今の俺には田辺さんに言わなければならない事があって、腹が立っていたし。



 それに、この人は由美奈ちゃんじゃない。



 俺はもう、由美奈ちゃんしか欲しくない。


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