年下のカノジョ~あの子は高校生~
「はぁぁ」

 思わずため息。


 おじいちゃんがいなくなった寂しさ以上に、私の中に“痛み”がある。
 

 店の駐車場で田辺さんと言い合って4日経った。

 まだ、胸の奥がじくじく痛い。



「・・・・・・私、どうしたらいいんだろう」
 遺影に向かって話しかける。


 もちろん、返事がないのは分かってるけど。

 この思いを吐き出さないとつらすぎる。
 


 体も大きかったけど、心も大きかったおじいちゃんは、いつも私の相談に乗ってくれた。

 そして、いいアドバイスをくれた。
 


 だけど。

 そのおじいちゃんはもういない。



 私が、自分で考えて答えを出さなくっちゃ。
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