年下のカノジョ~あの子は高校生~
「三山さん。
 ・・・・・・私をもらって」
 恥ずかしげに目を伏せ、ささやくような小さな、小さな告白。

「えっ?」

――――今、『私をもらって』って言った?
    言ったよな?!
 
 心臓の鼓動は限界まで早まり、頭が吹っ飛びそうだ。


「由美奈ちゃん。
 今の、本気で言ったのかい?」
 腕の中の彼女を見た。
 
 瞳を緩ませ、由美奈ちゃんはさっきよりも更に小さくささやく。

「・・・・・・もちろん本気です。
 私の格好を見てもらえれば・・・・・・分かりますよね?」
 俺の胸にそっと額を寄せた。
 
 そして由美奈ちゃんは体の力を抜き、完全に俺に身を預けた。


―――ほ、ほ、本気ぃ?!
   ホントのホントに本気なのかっ?!

 俺が答えあぐねていると、
「それとも、私みたいな子供は・・・・・・抱いてもらえないんですか?」
 泣きそうな瞳で俺の様子を伺う。
 
 今にも涙が零れ落ちそうなほど、寂しげな眼差し。


 ズガァァァァンッ!! 
 
 激しい稲妻が脳天に直撃。

 俺は完全にノックアウトされた。
 


 眼差し一つで俺をメロメロにするなんて・・・・・・。

 由美奈ちゃん、君はなんて罪作りな女性なんだ!



 よし、俺も男だ。
 

 何しろ恋に焦がれて、気が狂いそうなほど彼女に片想いしてきたのだ。

 こんなチャンスを逃してなるものかっ!!



 何も言わず、じっと見上げてくる彼女を力強く抱きしめた。

「由美奈ちゃんは子供じゃないっ!」
 特にその胸・・・・・・。

 俺より11歳年下とはいえ、16歳の由美奈ちゃんは立派な女性だよっ。
 
 由美奈ちゃんが俺を求めているのならばその気持ちに応えないと!!


 俺の横にはベッドもあることだし。






「由美奈ちゃん・・・・・・」
 ゆっくりとベッドの上に彼女を押し倒した。
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