年下のカノジョ~あの子は高校生~
―――え?
   え?!
   えーっ!?   
 


 状況を把握する前に、正和さんに抱きしめられた。



―――ちょ、ちょっと、正和さん!
   みんなが見てるよっ!?
 


 どうしていいか分からず、おたおたするしか出来ない。
 


 そして、正和さんが私の耳元でささやいた。

「会いたかった・・・・・・」
 


 さらにぎゅっと抱きしめられ、ほっぺどころか、耳まで赤くなる。





 私だって会いたかった。




 でも。


 あまりに急なことで、嬉しさよりも、驚きが大きい。
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