年下のカノジョ~あの子は高校生~
 この予想外の展開に、みんな声も出ない。



「・・・・・・正和君?」
 
 どんな時も落ち着いている店長ですら、目を白黒させている。




 みんなの状況に関係なく、正和さんが話を進めていく。

「前に、“ウチは社内恋愛OKだ”って言ってましたよね?」


「え?
 ・・・・・・ええ、言ったけど?」
 突然の彼の言葉に、店長が首をかしげる。
 



 私は混乱していて、どうすることもできず、ただ彼を見上げている。





「じゃ、遠慮なく」

 にっこりと笑った彼が、みんなに向かって言った。



「俺は、由美奈ちゃんと付き合ってる!!」




―――ええっっっっ!?
 


 私は耳を疑った。
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