年下のカノジョ~あの子は高校生~
「そうやって1人で決め付けて、1人で悩むところ。
 恋愛って2人でするものだよ。
 遠慮なく相談していいんだ。
 ・・・・・・なんて、偉そうに言えないけどさ」
 

 バツの悪い俺は頭をかいた。


「俺に由美奈ちゃんの全部を受け止められるほどの余裕があれば、あんな言い合いになることはなかったんだ。
 本当にごめん」
 

 由美奈ちゃんが首を大きく横に振る。

「いえ、そんな。
 私の気持ちがしっかりしていないから、正和さんに心配とか苦労をさせちゃって」



 今度は俺が首を振る。

「違うよ。
 心配は・・・・・・することもあるけど、苦労だなんて思ったことはない。
 それに、好きな人のためにすることは苦労なんかじゃないよ」


 改めて彼女を抱き寄せる。



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