年下のカノジョ~あの子は高校生~
「いい?
歩み寄りだよ。
どちらかが相手に合わせることじゃない。
俺は由美奈ちゃんに、自分の心を殺してまで合わせて欲しいなんて、ちっとも思ってないから。
そんなことをしたら、俺が好きになった“柏木 由美奈”という存在が消えてしまうのと同じだから」
再びこくんと、うなずく由美奈ちゃん。
「俺だってたまにはかっこつけることもあるけど、由美奈ちゃんといる時は自然体の俺なんだよ。
これが“三山 正和”っていう人間で。
無理に由美奈ちゃんに合わせる事なんかしてないんだ」
「そうなんですか?」
意外そうに目を開く彼女。
「もしかして。
俺が無理して君に合わせているとでも思ってた?」
腕の中の由美奈ちゃんを見つめると、寂しそうな光が彼女の瞳に浮かんだ。
「だって・・・・・・。
私と正和さんは見てきた世界が違うから・・・・・・。
私達が仲良くやってこれたのは、その・・・・・・。
大人の正和さんが・・・・・・私に合わせてくれてるのかなって」
ゆっくりと、少しつらそうに話す由美奈ちゃん。
きっとこれは、心の奥にしまっていた言葉なんだろう。
歩み寄りだよ。
どちらかが相手に合わせることじゃない。
俺は由美奈ちゃんに、自分の心を殺してまで合わせて欲しいなんて、ちっとも思ってないから。
そんなことをしたら、俺が好きになった“柏木 由美奈”という存在が消えてしまうのと同じだから」
再びこくんと、うなずく由美奈ちゃん。
「俺だってたまにはかっこつけることもあるけど、由美奈ちゃんといる時は自然体の俺なんだよ。
これが“三山 正和”っていう人間で。
無理に由美奈ちゃんに合わせる事なんかしてないんだ」
「そうなんですか?」
意外そうに目を開く彼女。
「もしかして。
俺が無理して君に合わせているとでも思ってた?」
腕の中の由美奈ちゃんを見つめると、寂しそうな光が彼女の瞳に浮かんだ。
「だって・・・・・・。
私と正和さんは見てきた世界が違うから・・・・・・。
私達が仲良くやってこれたのは、その・・・・・・。
大人の正和さんが・・・・・・私に合わせてくれてるのかなって」
ゆっくりと、少しつらそうに話す由美奈ちゃん。
きっとこれは、心の奥にしまっていた言葉なんだろう。