年下のカノジョ~あの子は高校生~
 由美奈ちゃんはモソモソと寄り添い、俺のシャツを握り締める。


「そんな、嫌いになるなんて・・・・・・・。
 絶対無いですから」
 由美奈ちゃんの瞳が優しく揺れる。


 ほんのり目元を赤らめている彼女が可愛い。

 彼女の腰にそっと腕を回し、自分のほうに引き寄せた。


「それを聞いて安心したよ」

 ポツリとつぶやくと、由美奈ちゃんが微笑む。




「それで、どんなメールだったんですか?」

「えっとね」



 数々のメールの内容を思い出す俺の顔が、見る見る赤くなる。


―――改めて考えると、恥ずかしい内容かも?!
   しかも、数が半端ないし・・・・・・。
 


 打ちひしがれていた気分の時に送ったメールたち。


 それはもう、『恋する乙女』ならぬ『恋に取りつかれた男』の切なさ全開な内容だ。

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