年下のカノジョ~あの子は高校生~
「あ、ああ。
 そんな大したことじゃなかったかな?
 うん、そう。
 そこまで重要じゃないよ」
 
 ちょっとだけ(?)挙動不審になりながら、俺は笑ってごまかそうとする。


「それでさ・・・・・・。
 良かったら、見ないで削除してくれる?」


「どうしてですか?」
 そんな事を言われる理由が分からない由美奈ちゃんは、きょとんとしている。



「えっ?!
 ま、まぁ。
 改めて見るものじゃないしさ」
 

 あの時は冷静な精神状態じゃなかったから、妙に『愛してる』なんかを連発してたし。


 それに、気障なセリフも多かったよな。
 


 彼女を愛している気持ちに偽りはないけど。

 いつもと違う俺が書いたメールは、何だか恥ずかしい。

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