年下のカノジョ~あの子は高校生~
 だけど。


「そうだね」

 と、一言ですげなく返された。




 否定はされなかったけれど。

 あまりに冷たい肯定。




「だったら、どうして・・・・・・?」


 目の前の景色が、だんだんと暗くなってくる。



「どうしてって言われても・・・・・・」

 彼は眉をひそめる。





「・・・・・・私、イヤだから」
 震える唇で告げる。



「イヤだからねっ!!
 私は一生、正和さんの彼女でいるんだから!!」



 彼の服を掴む私の手の関節が、白く浮き出るほどに強く握り締める。




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