年下のカノジョ~あの子は高校生~
12】夕食はドキドキ&ドギマギ
翌15日。
俺は休みだった。
いつもより1時間位遅くに目を覚ます。
でも。
ベッドからは起き出さずに、ぼんやりと天井を見つめていた。
一晩寝て、目が覚めても、由美奈ちゃんへの想いは消えていない。
彼女のことを考えると幸せな気分になる
それと同時に『年の差の壁』が頭から離れないことも知る。
だけど。
好きだと気づいてしまった自分の思いを、無かったことにしてしまうのはどうやっても無理だった。
だから。
切ない片想いになるのを承知で、この恋心を抱き続けることを決めた。
告白するつもりは・・・・・・、今のところない。
ものすごくかすかな期待だけど、由美奈ちゃんともっと親しくなれたら、万が一にも可能性が出てくるかもしれない。
「あ~あ。
なんか、俺って情けないなぁ。
ハハハ……」
ため息とともに乾いた笑いがこぼれる。
情けなくても何でも、せっかく始まった恋をいきなりの告白玉砕という形で終わらせたくはないのだ。
シャボン玉のようにキラキラと輝いて、ほんの少しでも触れてしまえばパチンと弾けて消えてしまう。
大切で、愛しくて、それゆえに手が出せない。
「まるで初恋みたいだな」
いい年をした男が何を言っているのだろうか。
自分で言っておきながら笑ってしまった。
「はぁ~、いいかげん起きるか」
俺はベッドの中で大きく背伸びをした。
俺は休みだった。
いつもより1時間位遅くに目を覚ます。
でも。
ベッドからは起き出さずに、ぼんやりと天井を見つめていた。
一晩寝て、目が覚めても、由美奈ちゃんへの想いは消えていない。
彼女のことを考えると幸せな気分になる
それと同時に『年の差の壁』が頭から離れないことも知る。
だけど。
好きだと気づいてしまった自分の思いを、無かったことにしてしまうのはどうやっても無理だった。
だから。
切ない片想いになるのを承知で、この恋心を抱き続けることを決めた。
告白するつもりは・・・・・・、今のところない。
ものすごくかすかな期待だけど、由美奈ちゃんともっと親しくなれたら、万が一にも可能性が出てくるかもしれない。
「あ~あ。
なんか、俺って情けないなぁ。
ハハハ……」
ため息とともに乾いた笑いがこぼれる。
情けなくても何でも、せっかく始まった恋をいきなりの告白玉砕という形で終わらせたくはないのだ。
シャボン玉のようにキラキラと輝いて、ほんの少しでも触れてしまえばパチンと弾けて消えてしまう。
大切で、愛しくて、それゆえに手が出せない。
「まるで初恋みたいだな」
いい年をした男が何を言っているのだろうか。
自分で言っておきながら笑ってしまった。
「はぁ~、いいかげん起きるか」
俺はベッドの中で大きく背伸びをした。