年下のカノジョ~あの子は高校生~
「えと、何?」
―――そんなに見られてたら照れるし・・・・・・。
「あっ、ごめんなさい。
コックさんて、こういう時まで料理の事を考えて食べているんですねぇ」
どうやら俺の独り言をしっかり聞いていたらしい。
「でも、私が見ていたら食べづらいですよね。
向こうに行きます」
―――えっ?!行っちゃうの?寂しいじゃん。
「いや、その・・・・・・。
1人で食べるのもわびしいから、話し相手にでもなってくれたら嬉しいなぁ、なんて」
ちょっと言い訳がましかっただろうか。
それに彼女は勤務中なんだから、引き止めるもの悪いか。
―――残念だけど、これ以上彼女の仕事の邪魔をするのも悪いし。
さっきの自分の言葉を訂正しようと口を開きかけた時、行きかけた由美奈ちゃんが振り向いた。
「そうですよねぇ。
1人の食事って味気ないですもんねぇ。
今はお客様もいなくて手が空いてますから、いいですよぉ」
そう言って、戻ってきてくれた。
―――やったぁ、言ってみるもんだ。
俺は彼女には見えないカウンターの下で、ガッツポーズをした。
「んー。
でも、横に立っているのも変ですし。
仕事中だから席に座るのもまずいですよねぇ」
由美奈ちゃんは首をかしげながら、自分の居場所を探している。
「あ、やっぱりいいよ。
悪いから」
「ぜんぜん悪くないですよ。
それに私、三山さんとお話してみたかったんです」
「えっ?!」
―――い、今、俺と話したかったって言ったよな?
ごくん、と息を飲んだ。
―――そんなに見られてたら照れるし・・・・・・。
「あっ、ごめんなさい。
コックさんて、こういう時まで料理の事を考えて食べているんですねぇ」
どうやら俺の独り言をしっかり聞いていたらしい。
「でも、私が見ていたら食べづらいですよね。
向こうに行きます」
―――えっ?!行っちゃうの?寂しいじゃん。
「いや、その・・・・・・。
1人で食べるのもわびしいから、話し相手にでもなってくれたら嬉しいなぁ、なんて」
ちょっと言い訳がましかっただろうか。
それに彼女は勤務中なんだから、引き止めるもの悪いか。
―――残念だけど、これ以上彼女の仕事の邪魔をするのも悪いし。
さっきの自分の言葉を訂正しようと口を開きかけた時、行きかけた由美奈ちゃんが振り向いた。
「そうですよねぇ。
1人の食事って味気ないですもんねぇ。
今はお客様もいなくて手が空いてますから、いいですよぉ」
そう言って、戻ってきてくれた。
―――やったぁ、言ってみるもんだ。
俺は彼女には見えないカウンターの下で、ガッツポーズをした。
「んー。
でも、横に立っているのも変ですし。
仕事中だから席に座るのもまずいですよねぇ」
由美奈ちゃんは首をかしげながら、自分の居場所を探している。
「あ、やっぱりいいよ。
悪いから」
「ぜんぜん悪くないですよ。
それに私、三山さんとお話してみたかったんです」
「えっ?!」
―――い、今、俺と話したかったって言ったよな?
ごくん、と息を飲んだ。