いつまでも待ってるよ…
紗那と亜莉咲
「先輩…」
「ん?」
不思議そうな顔でわたしのことをみつめる黒崎先輩。
「先輩とあの髪がふわふわで目がくりくりで肌の白いかわいい子と付き合ってるんぢゃないんですか?」
ちょっとビックリした顔をしていた。
まず名前も言わないで誰だかわかんのかなぁ…
「…室岡のこと?」
室岡って言うのかな…
ポカンとしている私に
「室岡亜莉咲〈むろおかありさ〉だろ?多分」
そういって黒崎先輩はテーブルに置いてあるケータイを手にとり私にプリの画像を見せてくれた。
「こいつだろ?」
この子だ…!
「はい!!」