恋衣〜あなたとずっと一緒に居たくて〜
大好きな人の誕生日に
自分からキスしちゃいました。

自分からするのは、
やっぱり恥ずかしいけど…
勇気も必要だけど、

大好きな人だから
すごく嬉しく幸せだった。

車に戻って

「 毎年、ちゅっ!してあげちゃうね。 」


もう一度、ちゅっ!をした。

「 誕生日が楽しくなるね。 」


私の鼻に、ちゅっ!してくれた。


「 入江くん、
これ食べてくれるかな? 」


バッグにかくれていた、
クッキーと手紙を渡した。


「 瑠香が作ってくれたの?
ものすごく嬉しいよ。
今食べてもいい?
でも、もったいないなぁ。 」


私は、
入江くんが食べるのを心配しながら見ていた。


「 おいしいよ。
瑠香、また作ってくれるかな? 」


私は安心したんだよね。
嬉しくて泣きそうになっていた。


入江くんは、
私の頭をくしゃくしゃしてから、


「 瑠香、
大好きな彼女からのプレゼント。
ありがとうね。 」


私は、
入江くんの肩に頭を乗せてウルウルした目を見せないように。
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