恋衣〜あなたとずっと一緒に居たくて〜

三人の女の子だけの楽しい時間に
瑠生くん登場してしまいました。
なんかガッカリ。


「 園子…
なんだ瑠香もいたのか？
まあ、いいや。
一緒に聞いてくれるか？
オレたちの娘に
パパは名前をやっと決めました。
美しいって字の美と、園子の園を使って美園と決めました。」


園子ちゃんは、
小さな女の子を抱きしめて


「 やっと名前が決まったね。
美園ちゃん！ 」


「 園子ちゃん
瑠生くんが勝手に決めちゃっていいの？
園子ちゃん希望とか言ったの？ 」


「 パパがちゃんと考えてつけてくれた名前だもん。
美園。
私の園を使ってくれたんだし、
嬉しいよ。
かわいい名前だもんね。 」


二人で美園ちゃんを間にして微笑みあってるのを、
ほのぼのとした気持ちでみていた。


私もこうやって
パパとママにかこまれて
名前が決まっていって
大切に育ててくれたんだもんね。

いつか私にも
こんな家族をもてたらいいなぁ。

三人をみていたら
幸せな気持ちがいっぱいになった。