恋衣〜あなたとずっと一緒に居たくて〜
瑠生くんに送ってもらいながら帰宅した。

二人きりなんて、
どれくらいぶり？

いや、はじめてかもしれない。


「 なぁ、瑠香。
早くとは言わないけど、
大切な男がいるならさぁ。
しっかりつかまえとけよ。

最近の瑠香
かわいくなってきたから、そんな気がしただけなんだけど。
大切なのがいなかったら、それは早くみつけろ…かな？ 」


運転しながら私に伝えてくれる言葉が、
なんだかすごく兄貴って感じでビックリしていた。


「 うん！
大切な人はいるよ。
この先はわからないけど、
ずっとずっと一緒にいたいと思っているよ。
瑠生くんと園子ちゃんを見ていたら、
早く結婚したいなぁって思うけど…
それは、まだまだ先の話だね。 」


なんだか瑠生くんの横顔が一瞬安心したような顔をしたよいに見えた。
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