恋衣〜あなたとずっと一緒に居たくて〜
しばらく止まらない涙も入江くんは、
ずっと私を抱きしめてまっていてくれた。


入江くんという存在が
今の私には本当に大切。

私のことを心配してくれて一瞬でも会いにきてくれる。
そんな優しさが
たまらなく嬉しかった。

やっと涙が落ち着いた私は、


「 入江くん、
一瞬なんてイヤだもん。
こうやって入江くんのぬくもりを感じていたいんだから。
ねっ! 」


「 瑠香、
そんなかわいいこと言うと…。 」


左耳に、ちゅっ!


「 いっぱい、ちゅっ!したくなるだろう。
ガマンしてるんだから。 」


「 入江くん、ダメですぅ。 」


その言葉で
入江くんは両手をつないでくれて


「 会えなくても
ずっと瑠香の手をつないでいるから安心して。 」


「 うん! 」


この手は
ずっと私と一緒にいるんだなぁ。

入江くんって人は、
すごい人だね。
っていうか
自分の好きな人だからだよね。
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