恋衣〜あなたとずっと一緒に居たくて〜

入江くんの車の中。

ずっと合格するのか？
ドキドキしていて睡眠不足が続いていたんだよね。

だからかもしれないけど、
でも入江くんがいてくれるっていう安心感でスヤスヤと夢の中へ。


車の揺れを感じなくなってスヤスヤと夢の世界から戻ったときには
一時間もたっていた。


「 きゃぁぁぁあ。
ごめんなさい。
入江くん運転してくれてるのに寝ちゃったなんて。
起こしてくれればいいのに…。 」


絶対にバツ悪そうな顔をしていると思う私は、
寝てしまったことに恥ずかしくなっていた。


「 こんなに気持ちよさそうに寝ているのに、
起こすわけないじゃん。
かわいかったから、
ずっと見ていたけどね。 」


「 ずっと？ 」


「 うん、ずっと。
かわいかったもん瑠香。
時間も気になってたから、そろそろオレの眠り姫を起こそうかと思ったら、
自分から目覚めてしまってさぁ。
ちゅっ！できなかったのが残念かなぁ。 」


「 えっと…
もう一回寝ようかな？ 」