恋衣〜あなたとずっと一緒に居たくて〜
「 ただいま! 」


私はいつになく大きな声で家の神様に伝えた。


私の声で
ママのパタパタと走ってきた。


「 はじめまして
先日は電話で失礼しました。
入江です。 」


「 とりあえず主人が待ってますから、どうぞ! 」


私は入江くんにスリッパを用意して、
にこっと微笑んだ。

ママは
そんな私を見て
にっこりしていた。
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