恋衣〜あなたとずっと一緒に居たくて〜
「 まだ自分は大学生です。
すぐ結婚をしたいというのではなく
二人のことを認めてもらいたく挨拶にきました。
これからの二人を見ていてください。 」


入江くんの言葉に感動して泣いてしまった私をママが


「 こんな泣き虫で甘ったれな子なんですよ。
いいんですか? 」


入江くんは、
私の頭をクシャとしてから


「 瑠香さんは
よく泣きますが…
すごくシンはしっかりしていて
頼もしいところもあります。
そこが大好きなんです。 」


ママは
私の背中をバシバシたたいて


「 入江さん
あなたのことをいっぱい知りたいわ。
だから、また遊びにいらしてね。」


「 入江さん今度二人でゆっくり話がしたいし、
二人のこと反対することはないと思うけど、
また時間作ってきてくれないか? 」


「 はい。
ありがとうございます。
これからよろしくお願いします。 」


入江くんは立ち上がり二人に深々と一礼した。

私も少し送れたがパパとママに頭を下げた。
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