恋衣〜あなたとずっと一緒に居たくて〜
「 仁科さん
あまり行くと濡れちゃうよぉー! 」


オレの声にビックリしたのか自分の足もとを見て


「 きゃぁぁぁ! 」


オレは抱きしめてあげたかったけど…
今は出来ないもんなぁ。
ここで見てるしか


「 また一緒に来ようね! 」


オレの言葉に仁科さんは可愛く笑ってくれたから

仁科さんがオレのセーターをつかんでくれたから
もうオレはこの手を放したくなかった。
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