恋衣〜あなたとずっと一緒に居たくて〜
「 入江くん!なんで? 」


私は大きな声を出してしまったことに
慌てて口を自分の手で押さえた。


「 こうやって解くんだよ。わかった? 」


「 入江くんありがとう。
あっ、そうやって…
そうなんだぁ。
この問題悩んでしまって…
良かった。 」


私の右手を
ぎゅっ!と握ってくれて


「 瑠香ちゃんなら出来るよ。
大丈夫。 」


「 うん、頑張る。 」


私は、
また数学の宿題に目をむけた。

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