恋衣〜あなたとずっと一緒に居たくて〜
「 あれ?
園子( そのこ )ちゃんは? 」


「 そこのスーパーによりたいっていうから、
とりあえず一人だけ置いてきた。
少ししたら迎えに行くよ。 」


「 あっ!
私が自転車で行ってくるよ。
もし荷物あってもカゴ2つあるから大丈夫だしね。 」


園子ちゃんは、
わかってると思うけど
瑠生くんのお嫁さん。
瑠生くんと2つ違うから、私とは11歳ちがい。
だからいろんな相談しちゃうんだ。


大きな袋を2つ持って歩いている園子ちゃんを発見!


「 園子ちゃん、
ごめんね。
遅くなりました。 」


自転車を止めて
園子ちゃんから荷物を受け取りカゴに入れた。


「 瑠香ちゃん重いでしょ? 」


「 私のカバンより軽いよ。 」


「 ねぇ、園子ちゃん帰りながら相談してもいい? 」


「 もちろん、いいよ。 」


園子ちゃんは、
歩くペースを遅くしてくれた。

そんな小さなことでも
やっぱり大人で遅くすれば時間もかかるし
いっぱい話せるって思ってくれたんだと嬉しくなった。
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