恋衣〜あなたとずっと一緒に居たくて〜

園子ちゃんを迎えに行って、
キッチンに荷物を運んで…
自分の荷物を部屋に片付けに二階にあがってる時にね
私の足音でわかったのかな？


「 瑠香？
帰ってきたの？ 」


理士( さとし )くんの声がしたので、
何か用かな？と
理士くんの部屋に行ってみた。

用事あるなら理士くんが来ればいいのに？とちょっと思ったけど、
理士くんの部屋のドアを開けた。


「 ただいま。
理士くん、何か用かな？ 」


椅子に座れば？
って感じに手で椅子をさした。


「 さっきさ、
瑠香が出掛けてるときに
母さんが
瑠香が大学のことで悩んでいるって言ってたからさ。
どうしたのかな？って思ってさ。 」


理士くんの言葉を聞きながら椅子に座った。

私はそのまま何も言わなかった。


「 瑠香は、
何を悩んでいるんだ？ 」


その言葉を言われても私には何を言っていいのかわからなかった。

だから理士くんを見つめているだけになっていた。