恋衣〜あなたとずっと一緒に居たくて〜
そんな落ち込んでいる私に。


ひなまつりだぁ!

優奈と菜愛が
はしゃぎながら私たちは、
カラオケボックスにいた。

自分の進路を悩んでいて、何も解決してないのに。


今は忘れて、
はしゃいじゃおう!


それに入江くんとのことも二人には伝えていない
後ろめたさから

つい、
二人に入江くんとのことを告白することにした。


「 あの…
私、仁科瑠香は
二人に報告があります。 」


二人は食べていたのに、
こわい先生の授業でも受けるみたいに
注目されていた。


「 えっと、
年上の彼氏ができました。 」


なんだかわからないけど、
ペシペシたたかれていた。


「 年上?
いくつ上なの? 」

「 5つです。 」


「 どこで知り合ったの? 」

「 駅ビルの本屋です。 」


ものすごい質問ぜめにあっていたけど、
二人とも喜んでくれるみたいで
ちょっと安心した。


「 で、
いつ会わせてくれるの? 」


優奈がニカニカしながら聞いてきた。


「 あっ、
それは彼と相談してから。
大学生だから…。
ちゃんと二人には会わせますから…。 」


菜愛が、
ニコニコしながら


「 瑠香の彼氏に会えるのを楽しみにしてるね。 」


「 きゃぁぁぁ。
私だけじゃん、彼氏いないのって!
どういうこと? 」


優奈の言葉に
三人で思いっきり笑った。


こんな大切な友達に、
早く入江くんを紹介したいなぁ。
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