強カノ!




…こいつ 見てたのか


「周りの男は気付いてなかったみたいだけど」


“湖”はそう言ってまた小さく微笑んだ





「……っ…ばかにしてんのか…? だいたい、私はお前みたいに…笑顔でただ単に興味だけで寄ってくる奴らに馴れ合うつもりはない。」







――…なんだろう





「でもそれは…その人たち一人一人が自分に少しでも好意を持ってくれてるって事だし。…それには変わりないと思うよ。それに……」






このヒトと居ると…ものすごく


腹が立つ。






「好きな人に 笑って返事されたら嬉しいでしょ。 鳴海ちゃんだっ……………!…」











― 私は 目の前にいる男の胸ぐらをつかんだ







< 100 / 131 >

この作品をシェア

pagetop