強カノ!


なんでそっちが謝るんだよ!

勝手に声荒げて初対面で胸ぐらまでつかんだのは私なんだぞ?!普通怒るだろ!


「いや!別におま…じゃなくて…そ、そっちは悪くない!
むしろ私の方が…」




「それと」


「…?」


「大丈夫だった?…さっきあんな大勢の奴らに絡まれてたし」




「あー…いや、うん…まぁそれは…ていうかそんなことより!」


「ん?」


レイは最初のように優しい笑顔で私の顔を窺う。





「私の方こそ…ごめん」



< 129 / 131 >

この作品をシェア

pagetop