桜の咲くころ
大きなダンボール
ねぇ、この世に永遠が存在するというなら、今、何を願いますか?
優しく包み込む春があって、激しく急きたてる夏があって。
淋しげな秋があって、耐え忍ぶ冬がある。
そんな、当たり前の事を
あなたには笑って肌で感じていて欲しい。
あたしの想像する未来には、笑ってるシンの姿しかないんだ。
隣で微笑む人があたしじゃなくても、それでもいいと思ってるよ。
本当は少し悔しいけど。
どんなに張り裂けそうな位愛していても
涙が溢れる位愛おしくても
反発しあう磁石のように・・・永遠に近付けないこともあるんだね。
きっと、近付き方を変えれば、強く引き合って離れなくする事だって出来たはずなのに。
あまりにも不器用で
あまりにも好きすぎて
その方法を見つけることは出来なかったよ――。