桜の咲くころ

シンには、幸せになって欲しいんだ。

伝える事が出来れば・・・・・・

不器用なあたしだけど・・・伝えたかった。



ねぇ、シン?

もう、若くないんだから。

あたしの事は忘れなきゃ。

あたしの事で、時間を費やす事はやめてね。

前に進んで・・・。

って、ホントは悲しいけど、でも、シンが幸せになる為なら――


あたしは我慢できる。



ねぇ、シン?


あたしね


シンの事が、本当に


本当に大好きだったよ――
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