桜の咲くころ



そんな儚い俺の気持ちは、やっぱり叶えられる事もなく。

最低限の血液を残し、針は抜かれた。

俺は――

何も出来ないのか?





しばらくして、警察が俺のところへ来た。

事務的な質問を、次から次に俺に投げかける。

お前達が――

お前達警察がしっかりしないから

こんな事件になったんだろー。

それだけ、伝えて・・・

自分の無力さに

涙がこぼれた。
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