☆一番星☆
『待てよ!言い逃げ?』
『そんなつもりじゃ……あたし、想いを伝えるだけで満足なんで』
『俺は満足できねぇけど?』
えっ……
どういう意味?
ほんとに意味がわからなくて、首をかしげた。
そんなあたしを前に、優太はやさしい笑みを浮かべながら、信じられない言葉を口にした。
『俺も絢華ちゃんのことが好きだよ』
『え!?うそっ』
『ほんと、ずっと気になってた』
この日から優太と付き合うことになった。
そのあとすぐに、“優太”“絢華”と呼び合うようになった。
二年間は高校生と中学生の交際。
頻繁には会えなくても、優太にとって特別な存在になれたことが、ほんとに嬉しかったけれど、優太は時々距離を置きたがったりして、ちょっぴり寂しい思いもした。
それでも別れることはなかった。
優太を追って、あたしも同じ高校に入った。
相変わらず優太はバスケがうまいし、かなりモテてていた。
優太のことを好きな先輩からの嫌がらせとかもあったけれど、そんな時はいつも優太が守ってくれた。
『そんなつもりじゃ……あたし、想いを伝えるだけで満足なんで』
『俺は満足できねぇけど?』
えっ……
どういう意味?
ほんとに意味がわからなくて、首をかしげた。
そんなあたしを前に、優太はやさしい笑みを浮かべながら、信じられない言葉を口にした。
『俺も絢華ちゃんのことが好きだよ』
『え!?うそっ』
『ほんと、ずっと気になってた』
この日から優太と付き合うことになった。
そのあとすぐに、“優太”“絢華”と呼び合うようになった。
二年間は高校生と中学生の交際。
頻繁には会えなくても、優太にとって特別な存在になれたことが、ほんとに嬉しかったけれど、優太は時々距離を置きたがったりして、ちょっぴり寂しい思いもした。
それでも別れることはなかった。
優太を追って、あたしも同じ高校に入った。
相変わらず優太はバスケがうまいし、かなりモテてていた。
優太のことを好きな先輩からの嫌がらせとかもあったけれど、そんな時はいつも優太が守ってくれた。