☆一番星☆
そんなとき、隣でガサゴソと音がし始めた。
「あ、起きたかな」
スーッと戸が開いて、蒼太が目を擦りながら起きてきた。
「蒼太、おはよ」
「ママ、パパがゆめにでてきた」
「えっ、どんな夢だったの?」
「ママのいうこときくんだよって。ママのことだいじにするんだよって。ママのしあわせをねがうんだよって」
その言葉に、涙がポロポロと溢れてきた。
蒼太の夢の中でも、優太はあたしのことを想ってくれている。
「他には?何か言ってた?」
「ドリブルじょうずだったよって。バスケのれんしゅうがんばるんだぞって」
「そっか。やっぱりパパは見ててくれたんだね」
「うん!だからもっとれんしゅうして、もっとじょうずになるんだ!」
「そうだね」
こうやって、蒼太や優華と優太の話をする時間が好き。
いろいろ思い出して、涙が出てくることも多いけれど、でもやっぱり優太のことを話してると、心が温かくなるんだ。
目の前にいる蒼太が、ふと視線をずらしたとたん、パァーッと明るくなった笑顔。
「あー、しゅんにいちゃんだ!」
舜はにっこり微笑んで、走ってきた蒼太を抱き留めた。
「あ、起きたかな」
スーッと戸が開いて、蒼太が目を擦りながら起きてきた。
「蒼太、おはよ」
「ママ、パパがゆめにでてきた」
「えっ、どんな夢だったの?」
「ママのいうこときくんだよって。ママのことだいじにするんだよって。ママのしあわせをねがうんだよって」
その言葉に、涙がポロポロと溢れてきた。
蒼太の夢の中でも、優太はあたしのことを想ってくれている。
「他には?何か言ってた?」
「ドリブルじょうずだったよって。バスケのれんしゅうがんばるんだぞって」
「そっか。やっぱりパパは見ててくれたんだね」
「うん!だからもっとれんしゅうして、もっとじょうずになるんだ!」
「そうだね」
こうやって、蒼太や優華と優太の話をする時間が好き。
いろいろ思い出して、涙が出てくることも多いけれど、でもやっぱり優太のことを話してると、心が温かくなるんだ。
目の前にいる蒼太が、ふと視線をずらしたとたん、パァーッと明るくなった笑顔。
「あー、しゅんにいちゃんだ!」
舜はにっこり微笑んで、走ってきた蒼太を抱き留めた。