☆一番星☆
やっぱりあたしが我慢するべきなのかな。


あたしが違う人と歩んでいこうと思ってること、……優太がまだ許してくれていないのかな。




二人は泣き疲れたのか、そのまま寝てしまった。


そのあとは、ただボーッとしながら優太の前に座っていた。





翌日、舜には昨日のことを話し、しばらくは家に来ないでほしいと話した。


そしたら、ファミレスにやってきた。




「絢華さん、大丈夫?」




舜の顔を見ると、昨日のことを思い出して泣きそうになってしまう。




「大丈夫だよ。蒼太も優華もまだ小さいし、好きなものはやっぱり我慢できないんだよ。舜には悪いけど、今はあたしが我慢しなきゃ」


「悪いなんて思わなくていい。俺も絢華さんと一緒に我慢するよ」


「ありがとう」




そう言って、席を離れた。
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