☆一番星☆
「絢華ちゃん、近々蒼太と優華に会えない?」


「えっ」




予想外の言葉に、パッと顔をあげた。


いくら“たまには遊んでも…”と言ったとはいえ、こんなにすぐに言われるとは思わなかった。




「アパートにはもう行けないから、明るい時間じゃなきゃダメだよな?」




でも……


この言葉で、隼人さんが言った“会いたい”には、いろんな想いが詰まっていることに気づいた。


やっぱり隼人さんは、凄く大人だ。


あたしが言わなくても、すべてわかってくれている。


今、蒼太や優華に会う必要があるってことも……


アパートには入れてあげられないことも……




「二人を俺のアパートへ連れていってもいい?」


「隼人さんのアパート?」


「ん、絢華ちゃんは自分のアパートで待っててくれていい。二人を連れていったら心配?不安?」


「そんなことないけど」




隼人さんなら心配ない。
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