☆一番星☆
「ついでに言っとくと、今頃二人はもう保育園を出てるから」


「はぁ!?」


「だからこのままアパートへ帰ろう」




頭の中が混乱してきた。




「意味わかんないっ!保育園を出たって、誰が迎えに行ってんのよ!」




ぶつけようのない怒りが、込み上げてきた。


あたしにとっては、自分の命よりも大切な大切な子供達。


優太の忘れ形見……


そんな大切な宝物が、もう保育園を出てるって……


ほんとに意味がわからない。


なぜだか、涙が出てきた。




「えっ、絢華さん?」


「蒼太と、優華は?」


「何で泣いてんの?」


「だからっ!蒼太と優華は!?誰が迎えに行ってんの!?」


「絢華さん?大丈夫だって。隼人さんが行ってるから」


「は、やとさん?」




何で、隼人さん?
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