☆一番星☆
「絢華さん、もう着いてるみたい」


「ん?」




舜が見ている方向に視線を向けると……




「あ」




蒼太と優華が、楽しそうに隼人さんと遊んでいた。


そんな二人の姿を見て、自然と頬が緩む。


しばらく眺めていたら、蒼太があたしに気付いて




「ママー!」




と手を振ってきたから、あたしも振り返した。




「ママ、おうちにはいろう!」


「そうだね」




鍵を開けて、部屋に入ったけれど……


なんか変じゃない?


このメンバー絶対におかしいでしょ!


何で誰も疑問に思わないの?




「ねぇ、なんかおかしくない?」


「何が?」


「何が?って、明らかにおかしいでしょ?」


「とりあえず、俺も夕食の準備を手伝うよ」




なんか、舜のペースに引き込まれてる気がする。


でもまあ、いっか。


準備しちゃおう。
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