☆一番星☆
「あたし、舜とのことを報告したから、……たぶん、その返事をしに来てくれたんじゃないかなって。だって、遺言みたいだった。凄くリアルな夢で、目が覚めても、優太の姿を探しちゃったんだ」




すぅーっと消えた優太を思い出して、また涙が溢れてきた。




「絢華」


「今なら、優太が言ったことを一字一句間違わずに言える」


「俺にも聞かせて」


「えっ、いいの?」




あたしには、優太からの最後のラブレターだけど、他の人が聞いたら……


舜が聞いて、嫌な気持ちにならないのかな。




「俺も優太さんの、……絢華が心から愛した人の、最後の声を聞きたい」




その言葉に胸がジンと熱くなる。


やっぱり舜はあったかい。




「夢の中の優太は、あたしが一番大好きな笑顔で立っていて――――……」




途中何度も言葉につまりながらも、一字一句間違わずにちゃんと言えた、はず。
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