☆一番星☆
啄むようなキスが、すぐに貪るような激しいキスに変わった。


舜の舌があたしの口内を暴れ回って、あらゆる場所を刺激する。


も、ダメッ……


体に力が入らなくなって……


そのままソファーに押し倒された。




「絢華」




唇が離れて、舜の甘く擦れた声を聞いたら、身体の芯が熱くなった。




「舜、好き」




舜の首に腕を回して、キスを求めた。


この三年間女を封印し、ずっと母として過ごしてきた。


でも今、あたしの中の女が少しずつ顔を出していく。


もっともっと愛してほしいって……


そんな女の部分が、出てくる。


舜の手が服の裾から入ってきて、直接肌に触れたら、ビクッと身体が跳ねた。


パチンッと音を立てて、胸の締め付けが解放される。
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