☆一番星☆
イルカショーを見たあとは、小さな水槽で泳いでいる小さな魚を見たり、ヒトデをキャーキャー言いながら触ってみたり。
ちょっと薄暗い場所には、クラゲがいた。
紫色のネオンの中でゆったりと泳ぐ姿が、凄く綺麗だった。
「ママ、きれいだね」
そう言う蒼太と優華の間にしゃがんだ。
「うん、綺麗だね」
舜はその後ろに立って見ていた。
凄く、穏やかな時間だった。
しばらく見ていると、急に騒がしくなって、若い子の集団が来たんだなぁって、なんとなくそう思った。
「あれ、舜じゃない?」
女の声が聞こえてきた。
「あっほんとだ、舜だ。おまえ今日来れねぇって言ってたじゃん」
今度は男の声。
「俺は俺で予定があんの」
舜は淡々とそう答える。
あたしは振り向くことができなかった。
絶対に浮いちゃうことはわかってるから。
ちょっと薄暗い場所には、クラゲがいた。
紫色のネオンの中でゆったりと泳ぐ姿が、凄く綺麗だった。
「ママ、きれいだね」
そう言う蒼太と優華の間にしゃがんだ。
「うん、綺麗だね」
舜はその後ろに立って見ていた。
凄く、穏やかな時間だった。
しばらく見ていると、急に騒がしくなって、若い子の集団が来たんだなぁって、なんとなくそう思った。
「あれ、舜じゃない?」
女の声が聞こえてきた。
「あっほんとだ、舜だ。おまえ今日来れねぇって言ってたじゃん」
今度は男の声。
「俺は俺で予定があんの」
舜は淡々とそう答える。
あたしは振り向くことができなかった。
絶対に浮いちゃうことはわかってるから。