☆一番星☆
「水族館でさ、俺、絢華の写メゲットしたじゃん?」
「うん」
あの不意打ちのやつね。
恥ずかしいから消してほしかったけれど、“この表情が好きだ”なんて言われたら、何も言えなくなったんだよね。
「慎吾もあの表情……絢華が蒼太と優華を見る時のやさしい表情にドキッとしたんだってさ」
「……」
「それから……」
舜は言いにくそうに言葉を濁した。
「なに?」
「水族館の休憩所でのこと……あいつに見られてたみたいでさ」
「知ってる。慎吾くんが言ってた」
「マジ?」
「うん」
「あん時の絢華と、その母の顔をした絢華とのギャップにやられたらしい」
やられたって、なに?
「だから、ついてくると邪魔なんだよ。絢華も困るだろ?」
「えっでも、このまま置いていくのは可哀想だよ」
「うん」
あの不意打ちのやつね。
恥ずかしいから消してほしかったけれど、“この表情が好きだ”なんて言われたら、何も言えなくなったんだよね。
「慎吾もあの表情……絢華が蒼太と優華を見る時のやさしい表情にドキッとしたんだってさ」
「……」
「それから……」
舜は言いにくそうに言葉を濁した。
「なに?」
「水族館の休憩所でのこと……あいつに見られてたみたいでさ」
「知ってる。慎吾くんが言ってた」
「マジ?」
「うん」
「あん時の絢華と、その母の顔をした絢華とのギャップにやられたらしい」
やられたって、なに?
「だから、ついてくると邪魔なんだよ。絢華も困るだろ?」
「えっでも、このまま置いていくのは可哀想だよ」